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飲食店の人手不足が深刻化!?スタッフが辞める理由とは

飲食業界が抱える人手不足の悩み

人手不足に頭を抱えている飲食店経営者は非常に多いです。店舗を円滑に運営していくことが困難となり、その結果、お店を維持出来ない状況にまで陥っている場所も少なくありません。

それもその筈で、飲食店は他の業種と比べて従業員の定着率が格段に低いのです。特に、アルバイト・パートの人手不足はどの業種と比べても一際深刻。

全企業のうち24.1%が従業員不足を感じているという集計が出ています。企業別人手不足率を例に挙げると、電気通信企業(37.5%)、専門商品小売企業(36.5%)。そんな中、飲食店業界は55.0%でダントツの不足率でした。2店舗に1店舗は人手が足りていない状況に悩まされているのです。
参照:『人手不足に対する企業の動向調査』帝国データバンク

スタッフが定着しない理由とは

なぜ、飲食店業界はこれほどにも人手不足が目立っているのでしょうか。従業員が定着しない結果には、やはりそれ相応の原因があるのです。ここからは、飲食店業界でスタッフが定着しない理由と原因について解説していきます。

休日に休みを取りづらい

世間一般で言う休日は、飲食店からすれば絶好の稼ぎ時です。そのため、飲食店従業員は土曜日、日曜日に休みをとることが難しくなります。その他、ゴールデンウィークやお盆休みなどの連休も飲食店では繁忙期。周りの人々が休みを満喫している時期ほど忙しく休みを取りづらい、このような状況を受け入れられずスタッフは辞めていくのです。

体力的な問題

飲食店スタッフはキッチンであってもホールであっても常に立ち仕事です。短い休憩時間以外には座るタイミングはほとんどありません。そして他の業種よりも、忙しい時間帯と暇な時間帯の客入りの差が激しく、突然訪れる忙しい状況にも柔軟に対応しなくてはいけません。特に、来客ピーク時のお昼時や夕飯時は体力的にも精神的にも負担が大きく、長く飲食店を続けられる人材はかなり限られてくるのでしょう。

お客様中心の業務

「接客業務と言えば飲食店」と言っていいほど、飲食業界はお客様ベースの仕事内容となります。料理が冷めている、提供が遅い、髪の毛が入っていた、などクレームが発生する確率は他の業種よりも圧倒的に多いでしょう。衛生面や接客面に気を使う必要がある上に数多いクレームが積み重なるとなれば、従業員が定着しないのも納得がいきますよね。

給与額が業務内容に見合わない

上記でお伝えした通り、飲食業は体力面・精神面共に大きな負担があります。それにも関わらず給与は低く、時給が上がることも滅多にありません。年収ワーストランキング【2020年最新版】では飲食店の給与は65位中5位という低さでした。業務内容に見合わない時給の低さに不満を持つ従業員は、やはり別の業種に移行するのです。
参照:『業界別の年収が低いランキング、ワースト65選【2020年最新版】』年収ランキング

残業が多い

お客様中心の業務であるために残業が絶えないということも、スタッフの定着率を低くする原因の1つ。一度料理を出してしまったら、終了時刻になろうとお客様が完食するまでは閉店しないお店は多いです。そうすると、働いている従業員にしわ寄せがくることになります。残業が発生することで予定も立てにくくなり、退職という決断に至るのでしょう。

人材難は解決できるのか?

飲食店業界の人手不足が深刻である状況は、体力面・精神面共に負担が大きいということが原因でした。では、どのような対策をとればスタッフの定着率を上げることができるのでしょうか。

時給アップの基準を作る

従業員全員の給与額を上げるとなると人件費がかさみ、結果的に経営が厳しくなる恐れがあります。なので、時給を上げる基準を作ってみてはいかがでしょうか。努力に見合った給与があれば、多少の負担があろうと同時にやりがいを感じることができます。規定の目標に対し一生懸命に業務に取り組むことができるので、従業員のやる気も上がるでしょう。

福利厚生を手厚くする

飲食店の強みと言えば賄い制度でしょう。ですが、反対に言えば飲食店にはその他に目立った制度がないのです。退職金制度や住宅補助制度など、福利厚生を充実させることで従業員の応募者数は格段に増えるでしょう。ですが、福利厚生制度を自社で導入するとなると相応のコストが発生します。検討する際には、福利厚生のアウトソーシングサービスの利用も選択肢に入れておきましょう。

シフトを柔軟に調整できる環境を作る

シフト提出の間隔を短くする、休日は交代で勤務する、というように従業員の私生活も考慮に入れた上でのシフト管理をしましょう。正社員だからと、休日の勤務は必須などの規則を定めれば、スタッフの離職率は上がり確実に人手不足に陥ります。従業員のプライベートを大事にすることで、結果的に安定した店舗運営に繋がるでしょう。

休憩時間の確保

勤務中は常に立っているべき、という姿勢は正解と言えるのでしょうか。暇な時間帯や、レジ担当時など、座れる状況であれば足を休めてもいいのではないでしょうか。暇な時間帯を休憩に当てることで、忙しい時間帯に向けて体力を温存できます。スタッフをきちんと休ませることが作業効率のアップにもなるのです。

飲食店は低賃金高負担な業種。人手不足に陥りやすいのは仕方のないことなのかもしれません。ですが、従業員1人1人の立場に立って負担を考えることで、実施すべき対策は見えてくるはず。やりがいを見出せる業務や仲間と助け合える環境作りなど、簡単なところから始めていきましょう。

【参考】

https://r-yell.co.jp/wp/post-26/
飲食店の人手不足を改善!人が辞める原因と求人応募を増やすコツ

https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/p150205.pdf
人手不足に対する企業の動向調査

https://www.ts-hikaku.com/gyoukai-ranking-nenshu-hikui-list
業界別の年収が低いランキング、ワースト65選【2020年最新版】

https://joboole.jp/articles/308684
飲食店辞めたい…と言う人の7個のよくある理由とそれの対策とは?

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