感染防止徹底宣言ステッカーとは?
新型コロナウイルスの感染拡大を抑えつつ、経済活動を続けていくためには、店舗や事業所での徹底した感染防止策が重要になります。
感染防止徹底宣言ステッカー(以下:ステッカー)は、そんな感染防止策に取り組む事業者に発行されるものです。
発行条件は東京都や国、区市町村、業界団体が定めたいずれかのガイドラインに基づいて感染防止策に取り組んでいること。事業者ごとにつくられたチェック項目を満たしたうえで東京都に申請すれば、取得することができます。
取得したあとは、店舗や事業所の目立つ場所にステッカーを掲示します。
ステッカーがあることで、新型コロナウイルスの感染に不安を抱く消費者に安心感を与えることができます。それがコロナ禍において客足を伸ばす鍵となります。
事業活動を続けていくうえでステッカーの取得は、前向きに取り組むべき課題といえるでしょう。
申請方法は至って簡単!
では実際にステッカーの申請方法を確認していきましょう。
①実施している感染防止策を確認する
②実施していない感染防止策があれば、追加で実施する
③専用のフォームからステッカーの発行を申請する
④発行されたステッカーを店舗や事業所の目立つ場所に掲載する
この4ステップがステッカーを取得する流れとなります。各項目の詳細を簡単に説明します。
①実施している感染防止策を確認する
東京都感染拡大防止チェックシート で業種ごとに作成されているチェックシートを閲覧し、実施している感染防止策を確認します。
②実施していない感染防止策があれば、追加で実施する
チェックシートを確認して、実施していない感染防止策があれば実施します。
③専用のフォームからステッカーの発行を申請する
すべての感染防止策を実施できたら、専用のフォーム からステッカーを申請します。このフォームでは3ステップで申請を完了できます。
④発行されたステッカーを店舗や事業所の目立つ場所に掲載する
オンライン上で発行されたステッカーを店舗や事業所の目立つところに掲載します。印刷機器がない場合はステッカーを郵送してもらうこともできます。
チェックシートを確認したり、申請フォームで各種情報を記載したりする作業は発生しますが、基本的にはそれほど手間をかけずにステッカーを取得することができます。
「掲載するだけ」はNG!
チェックシートの内容さえ満たしていれば、誰もが簡単にステッカーを取得できます。この手軽さから感染防止策が徹底できていないにもかかわらず、ステッカーを申請している事業者も見られます。また、単純にステッカーを掲載するだけで満足している事業者も。
実際、感染対策があまい事業者がステッカーを取得したあとにクラスターを招いた事例もあります。
このことからステッカーの必要性が問われていることもまた事実です。
今後、東京都はステッカーを掲示している店舗や事業所を中心に、対策状況を抜き打ちチェックしていくようです。
ステッカーの掲載にはそれ相応の責任が求められます。ステッカーを申請するときはもちろん、取得したあとも3密を避ける工夫をし、衛生管理をきちんとおこない、徹底した感染防止策に取り組んでいくようにしましょう。
ステッカーは感染拡大に不安を感じている消費者に安心感を与え、コロナ禍での集客促進を期待できるものです。東京都も取得することを推奨しています。
しかし、取得手続きが容易にできることから、ステッカーを掲載している店舗や事業所のなかには、感染防止策がややあまいところも。結果、感染者が発生するケースも見られています。
ステッカーを掲載する事業者は、感染拡大が起きないように最善の対策を実施する心がけが大切になります。
【参考】
https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/torikumi/1008262/1008420/index.html
感染防止徹底宣言ステッカー|東京都防災ホームページ
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/06/12/23.html
「感染防止徹底宣言ステッカー」の発行(第475報)|東京都
https://news.yahoo.co.jp/byline/kandatoshiaki/20200731-00190929/
意外に簡単!『感染防止徹底宣言ステッカー』の申請方法のやりかたとは?
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