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飲食店がクレジットカードを導入するメリット・デメリットとは?

飲食店のクレジットカード導入率は?


国内でキャッシュレスが広がりを見せている昨今。あなたの飲食店では、その対応を課題としているのではないでしょうか。そんな課題の解決方法としておすすめなのが「クレジットカード決済の導入」です。

飲食店リサーチが2017年におこなった飲食店.COMの会員を対象にした調査では、約70%の飲食店がクレジットカード決済を導入。すでに消費者のニーズを取り込む体制を整えています。

また、最近ではクレジットカード払いが浸透している訪日外国人も増加。今後、世界的なイベントが日本で開催されることにともない、訪日外国人はさらに増えると予想されます。

これらのことから、まだキャッシュレスの波に対応していない飲食店はクレジットカード決済を前向きに検討したほうがよいといえるでしょう。

しかし、クレジットカード決済を導入することでどのようなメリットがあるのか。また、どんなデメリットがあるのか。具体的にイメージできている人は少ないはずです。

つぎの項目では、そのメリット・デメリットを説明します。

クレジットカード決済導入のメリットとデメリット


まずはメリットからチェックしていきましょう。

クレジットカード決済導入のメリット

機会損失を生まない

さきほどもお話しましたように、最近では国内でもクレジットカードで支払いをおこなう人が増えています。なかには、買い物のすべてをクレジットカードで済ませてしまう人もいるでしょう。クレジットカード決済を導入しておけば、そうした支払い方法を取り入れている人たちの店舗利用を促せます。それにより、機会損失を生まないで済みます。

企業の団体利用などに対応できる

企業では新入社員歓迎会や忘年会などで法人カードを利用することが多くあります。クレジットカード決済を導入しておくことで、そうした団体利用にも対応することができます。

インバウンド需要の取り込み

国内に比べて国外ではキャッシュレスが普及しています。外国人は買い物のほとんどをクレジットカードなどで対応しているのです。そのため、クレジットカード決済未対応であると、外国人から店舗の利用を敬遠されてしまう可能性があります。クレジットカード決済を導入しておけば、そんな外国人ゲストの需要を取り込むことができます。

客単価向上を見込める

クレジットカード協会がおこなった調査によれば、クレジットカード払いの人は現金払いの人より1.7倍多く使うことがわかったそうです。このことから、クレジットカード決済を導入することで、客単価向上を見込むことができます。

クレジットカード決済導入のデメリット

手数料がかかる

クレジットカード決済は、販売額に応じて手数料がかかることで知られています。導入により、このような無駄なコストが増えてしまうところは大きなデメリットといえます。

初期導入費用がかかる

クレジットカード決済を導入する際には、それに対応できる端末やレジを用意する必要があります。こうした初期費用がかかるところもクレジットカード決済導入のデメリットといえます。しかし、低価格な決済端末を導入したり、政府の補助金を活用したりすれば、初期費用をグッと抑えることができます。

レジオペレーションが増える

スタッフのレジオペレーションが増えることもクレジットカード決済導入のデメリットといえます。クレジットカード決済は現金決済と決済手順が異なります。また、セキュリティに関する対応も欠かせません。導入の際はスタッフに対してきちんとした指導が必要になります。

入金フローの長さ

クレジットカード決済は入金までのフローが長い傾向にあります。契約内容などによって異なりますが、入金までの期間は1ヶ月のサイクルであることが一般的です。小規模な飲食店であればあるほど資金繰りは気になるところ。クレジットカード決済を導入する際は、こうした部分に注意することも大切です。

クレジットカード導入時のポイント


クレジットカード決済を導入したら、以下のポイントに気をつけましょう。

どのクレジットカードが使用できるのか、店前や媒体に掲載する

どのクレジットカードを決済で使用できるのか店前や媒体に掲載しましょう。そうすることで、キャッシュレスに対応していることをアピールすることができます。また、ひとくちにクレジットカードといっても、その種類は豊富にあります。事前に使用できるクレジットカードを伝えておくことで、会計の際のトラブル防止にもつながります。

入金フローを確認しておく

繰り返しになりますが、クレジットカード決済の入金フローは長めです。あらかじめ、売り上げがいつ入金されるのか、きちんと確認しておくようにしましょう。キャッシュフローを把握しておけば、安定した資金繰りをしやすくなります。

低額の会計だった際にどうするか決めておく

クレジットカード決済は手数料がかかります。この手数料は金額の大小に関わらず対象になります。そのため、低額会計でクレジットカードを使用されると、黒字転換が遅くなったりすることに…。低額会計の際はクレジットカードを使用できないようにするなど、事前にルールを設定しておくことをおすすめします。飲食店のなかには、〇〇円以下の会計だった場合、クレジットカードの使用を不可としているところもあります。


飲食店の代金をクレジットカードで支払っている人が増えていることを考えると、飲食店にとってクレジットカード決済は必須の取り組みといえます。また、インバウンド対応でも欠かせないものといえるでしょう。これらのニーズに対応するためにも、メリットやデメリット、導入後のポイントを踏まえたうえで、クレジットカード決済の導入を進めてみてはいかがでしょうか。

【参考】

https://www.cardservice.co.jp/support/beginner/begin_20.html
飲食店がクレジットカード決済を導入すべき理由

https://www.smbc-card.com/kamei/magazine/tips/restaurant_opening.jsp
飲食店の開業準備にはクレジットカード決済の導入も忘れずに

https://www.smbc-card.com/kamei/magazine/merit/restaurant.jsp
飲食店にクレジットカード決済を導入すべき理由

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