マーケティング

飲食店は外観で集客力アップ!新規客が入りたくなるお店の入口周りとは?

あなたのお店の外観、特に入口周りは、お客様にどんな印象を与えていますか?

多くの人がネットでお店探しをするようになっているので、お店の外観の重要性をあまり感じなくなっているかもしれませんが、今でも外観は、お店の魅力や特徴を伝える大切なツールです。外観が魅力的であれば、新規客が気になって入ってみたくなりますし、リピーターも安心して通ってくれます。逆に、外観が地味だったり入口周りが汚れていたりすると、お店のイメージが悪くなり、お客様も敬遠してしまいます。

では、どうすれば外観で集客力をアップさせることができるのでしょうか?

この記事では、飲食店の外観に必要な要素やポイントをご紹介します。集客力を高めるためにも、ぜひ最後までご覧ください。

飲食店の外観はなぜ重要なのか?

ネットでお店探しをするのが一般的になったとはいえ、来店者の全員がネット経由というわけではなく、いまだに店構えが気になって入店する人もいます。

これは、集客に関して外観にも力があるからに他なりません。

そこで、どのような力が外観にあるのかを見てみましょう。

自然と視界に入っていける

ネットの情報は、基本的に自分で見に行かなければ入ってきません。

それに対して飲食店の外観は、お店の前を通れば自然と視界に入ってくるものです。そのため外観次第で、お客様はお店に気づきやすくなります。

お客様の行動任せになってしまうことが多いネットの情報とは違い、外観の強みは見せ方によって認知を得やすいという点にあります。

画面越しの情報より伝わりやすい

現在では、ネットでもお店の情報を得られるようになっていますが、画面越しの文字や画像では、お店の雰囲気やクオリティなど伝わりにくいところがあるものです。

対照的に、お店の前に立ち外観を目にすれば、お店のコンセプトや特徴、サービス、品質などがおぼろげながらも直接感じられます。「百聞は一見に如かず」の言葉通り、実際の外観はとても多くの情報を伝えられ、見込み客にも理解されやすいといえるでしょう。

外観で集客力を上げるのに必要なこと

飲食店における外観の重要性はご理解いただけたでしょうが、どのような外観が集客力を高めるのでしょうか?

外観に必要な3つのポイントをご紹介します。

インパクトがあること

飲食店の外観は、お客様の目を引くことが何よりも重要です。

一目見るだけで印象に残るものが理想です。とはいえ、必ずしも派手である必要はありません。お店にとって理想のお客様の感性に響けば十分です。

そのためには、自分のお店の特徴や強みを明確にし、わかりやすい形でそれを表現してください。

どんなお店かわかること

どんなお店なのか前もってわかっていれば、お客様は興味や期待を持って入店しやすくなります。そのためには、外観にお店の概要を表現する要素を取り入れることが大切です。

メニュー

メニューを掲示することで、どのような料理や飲物を提供しているのか、お客様に伝えられます。できれば、写真を使って見た目や量などもわかるようにしておきましょう。

また、おすすめや人気メニューを目立たせることで、お客様の注文意欲を高めることが可能です。

メニューの掲示方法は、以下のようなものがあります。

A型看板
横から見ると、アルファベットの「A」の形をしている看板です。道路に面した場所に設置することで、通行人の目に止まりやすくなります。看板の両面に表示することで、両方向から来る人に内容を伝えられます。

タペストリー
布などの素材でできた壁掛けです。壁面や窓に掛けて掲示します。サイズや形も自由に選べるため、空間の有効活用が可能です。

デジタルサイネージ
ディスプレイなどの映像装置を使って表示する方法です。動画や画像などを用いて、メニューなどを伝えられます。時間帯や季節に合わせて、自由度高く内容を変えられます。

価格

価格がわからないお店に入る人はそう多くはないため、価格を伝えることも非常に重要です。

もちろん、すべてのお店が大きく掲示する必要はありません。高級感を演出する場合は、小さく書くという手法があります。逆に、リーズナブルさをアピールしたい場合は、価格を大きく目立たせることが効果的です。

お店のコンセプトに合わせた、価格表現を外観に取り入れましょう。

コンセプト

コンセプトとは、お店の特徴や方向性、提供する価値などをまとめたものであり、これが明確であればお客様は店のイメージを理解しやすくなります。外観はそのコンセプトを表現するために重要です。

外観に反映させるには、色や素材、形や文字などのデザイン要素を活用する方法があります。和食の店であれば、自然素材や日本語のロゴを使うことで和の雰囲気を演出でき、洋食の店であれば、石や金属素材を使ったり外国語の文字を取り入れたりすることで洋の雰囲気を演出できます。

他にも、お店のターゲット層に合わせる方法もあり、若者向けのカフェであれば、流行りの色やデザインを取り入れることでコンセプトを伝えられるでしょう。

このように、コンセプトを明確に表現することで、お客様に魅力的な印象を与えることができます。

独自性が伝わること

外観に独自性を出すことは、他店との差別化につながります。他のお店と同じような外観では、お客様の印象に残らず興味を引くことができませんし、あなたのお店を選ぶ理由もないと感じられるでしょう。

独自性を出すためには、まず自分たちが何を大切にしているかを明確にし、それを外観に反映させてください。例えば、地産地消やオーガニックにこだわっている場合は、看板などでそれをアピールするとよいでしょう。

独自性を出すことで、お店のイメージが強く定着し、集客力アップにつながります。

ただし、独自性を出すにあたり、コンセプトとのズレがないか、また、お客様にとってどのような価値があるのかを考慮することも必要です。

入りたくなる外観のポイント

集客力を上げるためには、お客様に入りやすい印象を与えることが大切です。

では、どのような外観が入りやすく感じられるのか、入りやすい外観のポイントをご紹介します。

店内の様子がわかる

お客様は、お店に入る前に雰囲気やサービスについて知りたいと考えていることは先述しました。

それには、外からでも店内の様子がわかるようにすると効果的です。窓ガラスがあれば、店内をのぞけるようにし、それができなければ、店内の写真を看板などに掲示するとよいでしょう。

ただし店内を見せる場合は、中の様子がすっかりわかるようでは、外からの視線が気になり落ち着いて飲食できなくなりますので、適度に見えるようにすることが大切です。

効果的な照明

飲食店の外観において、雰囲気を大きく左右する照明は非常に重要です。

特に、入口付近の照明は明るさに配慮することが必要です。照明が足りないと夜間は見えにくくなり、通り過ぎられてしまう可能性があります。また、暗いとお店に入りづらいとも感じられますので、適度な明るさを確保することが大切です。

色温度にも注意しましょう。白色系の照明は清潔感がある反面、落ち着かない印象を与えます。一方、暖色系の照明は温かみがあり、アットホームな雰囲気を演出できます。お店のコンセプトに合わせて、照明の色温度を選択しましょう。

このように、効果的な照明を設置することで、お店の魅力を引き出し、新規客の入店を促すことができます。

清潔感がある

飲食店において、清潔感は非常に重要であることはご存知でしょうが、それは外観についても同様です。清潔感がないと、お客様は不衛生な印象を持ち、入りにくくなってしまいます。

清潔感を出すためには、以下の点に注意してください。

・店の外も毎日掃除をする
・ドアや窓に汚れや傷がないかチェックする
・看板や掲示物のほこりをとる
・植物があれば、枯れたりしないように手入れする

清潔感のある外観は、お客様に安心感や信頼感を与えますので、確認を怠らないようにしましょう。

生気を感じる

お客様が外観を見た瞬間、お店の中に人がいて活気があることをイメージさせることが大切です。

例えばこのような方法で、生気が感じられる外観を作り出せます。

・明るい照明を設置することで、活気あるお店のように見せる
・入口周辺に植物を置くことで、生命感を演出する
・手書きの看板にすることで、人の温もりを感じるようにする

外観によって生気を感じさせて、新規客の入店につなげましょう。

飲食店にとって、新規客を引き付ける力を持つ外観は重要です。
自然な流れで視界に入り、画面越しの情報よりも伝わりやすいため、外観には多くの意識を向けなければなりません。また、集客力を高めるのに必要なこととしては、インパクトがあることや、どんなお店かわかること、独自性が伝わることが挙げられます。他にも、店内の様子がわかるようにする、効果的な照明にする、清潔感を出すなどの、入りやすい外観のポイントもありました。
外観に力を注ぎ、魅力的な入口を作ることで、より多くの集客をしてお店を繁盛させてください。

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