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飲食店がLINEで集客する方法!導入から活用法まで解説

いまや、スマートフォン利用者のほとんどが使っているLINE。個人営業の飲食店などではお客様を友だち登録して、個別にチャットをして集客につなげているところも見かけます。

しかし、LINEには通常アプリとは別に、ビジネス用に用意されているサービスがあるのをご存知でしょうか。これは「LINE公式アカウント」と言い(「公式LINE」とも言います)、個人のアカウントと分けて運用が可能なものです。
飲食店で集客をより効率的に行なうのであれば、この公式LINEを利用するのがおすすめです。

今回は、公式LINEについておすすめする理由や導入の流れ、活用方法などを解説してまいります。

飲食店の集客に効果的なLINE公式アカウントとは


公式LINEの概要と、おすすめする理由をお伝えします。

LINEをビジネスで利用するためのサービス

公式LINEの特徴は、一度の操作で複数の相手にメッセージ配信ができることです。通常アプリでは、1対1のチャットが基本となりますので、複数のお客様に情報を届けようとすると、個別に配信操作をしなければなりません。これは大変な手間です。グループチャットというものもありますが、お客様同士でお互いの情報が筒抜けとなりプライバシー上の問題がありますので、ビジネスでは利用しないほうがよいでしょう。

ですから、公式LINEで一斉配信ができるのは通常アプリと比べて非常に効率的です。もちろん、通常アプリと同じく個別にチャットもできますので、予約の受付などで他のお客様に知られることなくやり取りもできます
他にも、飲食店の集客に使える様々な機能が搭載されていますので、活用の仕方次第で大きくビジネスに貢献してくれるサービスです。

LINE公式アカウントをおすすめする理由

公式LINEには他にもおすすめのポイントがありますので、順に挙げていきます。

無料で始められる

現在、公式LINEには3つの料金プランがあり、その1つが月に1000通まで無料で配信できるフリープランです。1人に対して1か月で4通配信すると仮定すると、250人まで無料で運用できます。基本的な機能はほぼすべて使えますし、無料プランから有料プランへの変更もすぐにできますので、まずはお試しで無料プランから始めるとよいでしょう。

ただし、月の制限数を超えても追加料金を支払うことで配信可能な有料プランに対し、フリープランでは追加配信できませんので、その点をご注意ください。
料金についてはこちらからご確認いただけます。

多くの人に配信を開いてもらえる

LINEは、日本での月間利用者数が2021年6月末時点で8,900万人以上です。これは、スマートフォン利用者のほとんどが使っているという状況です。
また、LINEはスマートフォンの画面を開けばメッセージが届いていることが表示されており、他のSNSなどのように新たな情報がないかと自ら探す必要がないので、気づかれないということがほとんどありません。
加えて、公式LINEで配信されたものでも、受信者側では通常アプリに届きますので、同一の画面に表示されます。ですから、比較的抵抗なく開封をしてもらえます。
これらの事情から、公式LINEからの配信は他のSNSなどと比べて格段に見られやすくなっています

多彩な機能で集客につなげやすい

公式LINEでは、メッセージの一斉配信やチャットができることはすでに述べましたが、それ以外にも機能がたくさんあります。
いくつかは後ほど述べますが、これらの機能は飲食店の集客に有効と思えるものばかりです。LINEという、多くの人が利用するプラットフォームにこれだけの機能が備わっているのであれば、使わないのはもったいないでしょう。

まずはLINE公式アカウントを導入しよう


LINE公式アカウントの作成は非常に簡単です。早ければ5分程度でできますので、早速導入してみてください。導入後に使える、集客に有効な公式LINEの機能もご紹介しておきます。

導入のやり方

LINE公式アカウントの作成はパソコンとスマートフォンのどちらでもできます。ここでは、パソコンでのやり方をご紹介しますが、スマートフォンも手順は同じです。ただし、スマートフォンの場合は、LINE公式アカウントアプリが必要になりますので、先にダウンロードをしてから作成に入ってください

ステップ1:LINE Business IDの登録

LINE公式アカウントの公式サイトを開くと右上に「アカウントの開設(無料)」というボタンがあり、押すと「アカウント開設ページ」が開きます。このページ内の「LINE公式アカウントの開設」を押すと作成画面が開きますので、「アカウントを作成」をクリックしてください。

ステップ2:個人LINEアカウントとの連携、またはメールアドレスの登録

続く画面で「LINEアカウントで登録」か「メールアドレスで登録」かを確認されますので、どちらかを選びます。「メールアドレスで登録」を選択した場合にはメールアドレス等を記入してください。続いて開く画面にアカウント名などの必須項目を記入し、「確認」をクリックしてください。

ステップ3:管理画面にログインして完了

記載内容に間違いがなければ「完了」をクリック。「管理画面」にログインできたらアカウントの開設は完了です。以降は、アカウントの基本情報などを入力する箇所がありますので、適宜記入をしてください。

導入の際は、詳しく説明されている「LINE for bisiness」をご覧ください。

飲食店の集客に効果的な機能

公式LINEが持つ機能のうち、飲食店が集客で頻繁に利用するものをピックアップしてご紹介します。

メッセージ配信

作成したメッセージを友だちに一斉配信する機能です。たとえば、おすすめの食材が入荷したときに、【今日のおすすめ】などの見出しをつけてお客様に送るのがオーソドックスな使い方です。

クーポン、ショップカード

友だちに、割引などのサービスクーポンを送る機能です。紙のクーポンは作るのに時間も手間もお金もかかりますが、このクーポンは管理画面上の操作だけで簡単に作れてすぐに配信できます。ですから、急に雨が降り出したのですぐに集客したいといった場合に、素早く配信できて便利です。

ショップカードというのは、いわゆるスタンプカードのことです。これも公式LINE上で作って友だちに送れます。紙などのスタンプカードではかさばるため持ちたくない人も多いですが、これなら邪魔になりません。きっとお客様の利用率も上がるでしょう。

チャット

公式LINEのチャットが優れているのは、こちらがお客様に配信したメッセージに対して、同じ画面のままでチャットができる点です。ですから、メッセージを見たお客様が簡単にチャットで返信できます。一般的に、チャットは電話よりもハードルが低いので、配信文の中に「ご予約はこのままチャットで可能です」などと書いておくと集客につながりやすくなるでしょう。
なお、チャットのやり取りは、配信通数にカウントされません。

LINE VOOM

これは、友だちの「タイムライン」という投稿が時系列に流れる場所に配信できる機能です。メッセージ配信と違って、新たな投稿があったことが受信者には知らされません。ですから、ブロックにつながりにくいものです。見られる可能性は低いですが、数多く投稿して少しずつ関係性を築く使い方がよいでしょう。
このLINE VOOMも配信通数には含まれません。

絞り込み配信

先ほど紹介したメッセージ配信で、ターゲットを絞って配信できる機能です。公式LINEでは、それぞれの友だちにタグ付けができます。タグとは、名札のようなもので情報を追加するものです。飲食店の集客では、お客様の誕生月を登録するのによく使われます。例えば、お客様の誕生月にサービスクーポンを配信するのであれば、その月のタグが付いているお客様だけに配信するという設定ができます

LINE公式アカウントでの集客をより効果的にする方法


LINE公式アカウントを導入し使えるようになったら、ここからが重要です。公式LINEで集客するには、できるだけ多くの人に配信し、より多くの人に見てもらい行きたいと思ってもらわなければなりません。
ということで、友だちの増やし方と、集客につなげる工夫を紹介します。

友だちを増やす

友だちを増やすための施策もいろいろとありますが、ここでは比較的簡単で結果に繋がりやすいものを4つご紹介します。

登録特典を用意する

登録をお願いするだけでもある程度の方が登録をしてくれるでしょう。しかし、何かしらのメリットがあればさらに登録者は増えます。ですから、「友だちになってくれた人には〇〇をサービス」などの特典が必要です。もったいないと感じるかもしれませんが、この後の集客につなげるための投資だと思って、登録するモチベーションとなるような特典を用意してください

公式LINEをやっていることを知らせる

たとえ特典があっても、公式LINEがあることを知らなければ登録はしてもらえませんので、まずは知ってもらうことが重要です。来店した方全員に公式LINEがあることをお伝えし、登録をお願いしましょう。また、自店のホームページや自店が掲載されているグルメサイトなどにも登録用のQRコードやLINE IDなどを載せて、お店に来たことがなくても登録してもらえるようにしておいてください

店頭や店内の各所に登録用のQRコードをおいておく

LINEのメリットの1つにQRコードで簡単に友だち登録できることがあります。目に付きやすいところにQRコードを印刷したポスターなどを貼っておくと、特におすすめしなくても登録をしていただけることがあります。特にテーブル上にはQRコードが載っているPOPを置くようにしてください。すると、注文後の待ち時間などを使って登録してもらいやすくなります。もちろん、声掛けをするとさらに確率は上がりますので、極力登録のお願いはするようにしましょう。

LINE VOOMに投稿する

配信通数にカウントされず、トークルームに届くものではないLINE VOOMは、気軽に投稿できるとお伝えしました。
実はこのLINE VOOMには他にもメリットがあります。それは、あなたの投稿を見た友だちがシェアなどをすると、友だちの友だち、つまり直接あなたの友だちではない人のタイムラインにも表示されることです。ですから、新たな友だち獲得のチャンスとなります。投稿文に「友だちの方はシェアをお願いします」と入れ「まだ友だち登録していない人は登録お願いします」と書いておくと、友だちが増える機会が広がります。

集客効果を高めるために気をつけたいこと

友だちが増えたとしても、配信や投稿が来店につながらなければ意味がありません。LINEという媒体の特性を考えて、配信することを心がけましょう。

フレンドリーな内容にする

普段LINEを使う場合、多くの人がプライベートなやり取りをしています。そのため送られてきた文面が硬いものだと、ビジネス臭を感じて途端に拒否反応を示します。それを避けるためにも、失礼にならない程度にフレンドリーな言葉遣いをするとよいでしょう。また、LINEは吹き出しの中に文章が入り込む形なので、表示される範囲が狭くなります。改行・空行を多く使って文字を詰め込みすぎないようにし、さらにひらがなを多めにするなどして読みやすくするように気をつけましょう。

画像や動画で目を引くようにする

人は文字よりも画像のほうにより興味を示します。動画であればなおさらです。ですから、配信をするときは文章だけでなく、画像や動画も一緒に送るようにしましょう。それも、できるだけ目を引くようなものにすると、配信自体への関心も高まります。飲食店であれば、おいしそうな料理の画像や調理中の動画などは読者の心を掴むはずです。ひと手間かけて、より集客効果が高まるような配信にしてください。

売り込みすぎないようにする

すでに述べたように、LINEとはSNSの中でもプライベートなやり取りが多い媒体です。ということは、他の媒体と比べて売り込みに対する抵抗もより大きく、売り込み臭が強い配信は嫌われます。LINEでは簡単に配信をブロックできます。ブロックされてしまうと伝えたいことが伝えられなくなりますので、不快に思われないように気をつけましょう

今回は、飲食店の集客と相性が良いLINE公式アカウントについてお話してまいりました。
通常アプリよりビジネス用途に適していて、無料で始められます。さらに導入も簡単で集客に効果がある機能も備えていますので、とても魅力的なツールです。
ただし、作りっぱなしにせず、コツコツと友だちを集めて効果的な配信を続けていかなければ集客にはつながりません。地道にやっていれば結果は出ますので、継続してしっかりと売上に結びつけてください。
なお、公式LINEはできることが多いため、本記事では伝えられなかったことがたくさんあります。公式LINEを目一杯使いこなしたいというのであれば、ぜひ公式サイト等をご覧になって、様々な施策にお役立てください。

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